森を守る間伐材の家具組み立てキット

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組手什で作った一例

組手(くで)は、日本伝統の建築の技で、棒状の木材に加工した溝のこと。2つの溝を組み合わせることで釘を使わずに組み立てられる。「組手什(9de10)」は、この技を応用した組み立てキットだ。1万円(税別)で8㎝ごとに溝(組手)が加工された細長い木材20本(1セット)が届き、作りたいものに合わせてのこぎりで切って、組み合わせるだけでイスや棚などオリジナル家具が作れる。

この「組手什」は、NPO法人賀露おやじの会(鳥取県鳥取市)、NPO法人日本の森バイオマスネットワーク(宮城県栗駒市)、登米森林組合(宮城県登米市)、組手什おかげまわし東海(愛知県名古屋市)などが協働して作り出した。

今、日本の人工林では間伐が行き届かず、危機的状況にある。また、間伐されてもそのまま切り捨てられることが多い。

そこで、賀露おやじの会では、組手什の購入代金の5%を生産地の林業農家へ支払う仕組みにした。1セットの購入で500円が原木の産地に直接支援される。

「このプラス500円は約1トンの原木丸太利用につながり、約50坪の健全な森づくりを進めます。原木の産地には『木の駅』があり、そこでは安すぎる原木価格に少しプラスして買い取っています。そのプラスの一部に使われます。『木の駅』に出荷した人には地域通貨で支払われ、通貨はその地域でしか使えないため、村の商店が少し元気になります」(9de10ポータルサイトより)

なお、日本のエコ技を世界に情報発信するエコトワザ(東京都国立市)では、基本価格に1500円上乗せして組手什を購入すると、9セットごとに10セット目が「緑の募金」を通じて被災地の公的施設に寄付されるプロジェクトを始めている。(今一生)

●9de10ポータルサイト
http://9de10.org/

●エコトワザ 9de10プロジェクト
http://ecotwaza.com/monogatari/15847/?ml

2012年11月12日(月)12:14

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