リコーの「自然塾」、企業フィランソロピー大賞に

リコーは、農作業を中心にした自然体験活動や共同生活を通じて、子どもの健全な成長を支援するため、2002年にNPO法人市村自然塾を設立した。

この活動は、設立者であるリコー浜田広前会長の「現代の生活は、人工物とバーチャルに囲まれて落ち着かない。今こそ自然のテンポにどっぷりと浸かることが大事」という発想から始まった。

自然塾では、野菜や穀物を育てる農作業体験のほか、自然科学体験、地域清掃のボランティア活動などを行う。活動期間は3月下旬から11月下旬までで、募集対象は小学4年生から中学2年生の子どもだ。塾生は2週間に1度、金曜夕方から日曜の昼までの2泊3日活動する。

この活動は、リコーの経営理念「私たちの使命」にある「社会に対する使命」の「かけがえのない地球を守ると共に、持続可能な社会づくりに責任を果たす」の中に位置づけられている。

リコーの桜井正光会長は「当社の社会貢献活動は、『意思』(テーマの選定)と『責任』(継続実施)を持って取り組むことが重要と認識している」と話す。

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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