独ハノーバー、福島の原発事故を考えるシンポ

■ 独で脱原発を疑問視する声も

独ハノーバー市庁舎で開かれた講演会

オーストラリア出身のジャービスさんは現在、日本の月刊誌「ソトコト」編集員を務めている。「日本で多くの人が反原発デモに参加したが、状況はあまり変わっていない。先日の総選挙では保守で原発推進の党が勝った」と話すと、聴衆からはため息がもれた。

2022年の脱原発を決めたドイツだが、聴講したドイツ人からは「電気代が高いのを自然エネルギーのせいにするなど、脱原発を疑問視する声ができてきた。原発推進派の勢力が最近また強くなってきたように感じる」との声もあった。(オルタナ編集部=ハノーバー・田口理穂)

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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