ホンダ「省エネ」寄居工場、太陽光発電は2.6MW

■ ビオトープには希少動物種が73種類

ビオトープの調整池・水田ゾーン。夏になると、ゲンジボタルやヘイケボタルを観察できる
希少種であるトウキョウサンショウウオの卵のう

工場建設前は、希少動植物の減少が危惧されていた。そこで、環境をテーマにコンサルティングを行うポリエテック・エイディディ(東京・港)の協力のもと、2006年3月から現地調査を開始し、住民説明会などを重ねてきた。生態系保全のため敷地面積の30%の緑地に約1.6万平方メートルのビオトープを設置し、現在は事後調査を行っている。

今回、ビオトープの設置と里山の整備を行ったことで、トウキョウサンショウウオやゲンジボタルなどの希少動物種は、2007年に69種類だったのが、2012年には73種類に増えたという。タコノアシなどの希少植物種も2007年に29種類だったのが、2010年に35種類に増えた。

今後、寄居工場は自然環境学習施設としても開放する予定だ。(オルタナ編集部=吉田広子)

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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