食の生産者が自然エネルギーをつくる時代に

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「太陽光の電気でお酒をつくる」「バイオガスで有機農業を活性化させたい」。そんな自然エネルギーで食品をつくるアイデアを募集するコンテストが実施された。有機食材宅配を手掛ける大地を守る会(千葉市)が、食の生産者とエネルギーをつなげようと開催した「顔の見えるエネルギープランコンペ」だ。

生産者から自然エネルギーを活用したアイデアを募集し、採用されたプランには、1件につき最大300万円の支援金を出す。5月に最終選考が行われ、支援先として「大和川酒造店」「祝島市場」「スタジオikb+/藤野電力」の3団体に決定した。

■ 太陽光利用し、「お米シャンパン」づくり

食品などの生産には大量のエネルギーが使われているが、これまでは食の生産者がエネルギー事業を起こすような事例は多くはなかった。

事の発端は311の震災後、大地を守る会に消費者から「自然エネルギー利用に活かしてほしい」と多額の寄付が集まったことがきっかけだった。その資金で、日ごろからつき合いのある生産者やメーカー、NPOなど約2500団体を対象にアイデアを募集した。

支援金を基にして、福島県喜多方市の老舗の蔵元である「大和川酒造店」では、太陽光発電を利用した「お米シャンパン」づくりに挑む。

山口県祝島の「祝島市場」では、島を100%自然エネルギーの島にするための活動を始めているが、そのための調査研究費や、小型の風力発電機を設置する費用として利用する。

神奈川県相模原市の設計事務所「スタジオikb+」と市民グループ「藤野電力」の合同チームでは、町のいくつかの拠点に太陽光発電などを利用した充電ステーションを設置する予定だ。

■若手社員の有志が実現

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2013年6月19日(水)11:46

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