CSR: 羽毛リサイクルで障がい者の就労機会増やす

地元の社会福祉法人明和町社会福祉協議会(三重県明和町)が運営する障がい者支援施設「ありんこ」に通所する障がい者たちが業務を請け負うため、工賃増が期待される。

この事業は、「みえ地域コミュニティ応援ファンド」 の2012年度・助成金「地域課題解決型」事業に採択された。

エコランドの黒田健社長は、3年前から本業を通じた社会貢献を考えていた。

天然羽毛は、適切なメンテナンスをすれば100年以上も品質が落ちない。明和町は乾燥した気候で、水もミネラル分をほとんど含まない軟水なので、羽毛の細かい汚れも取り除きやすいという。

黒田社長は、「こうした環境が羽毛の洗浄に適している上に、高度な洗浄技術を持つ工場もあります。地元の障がい者施設を核とした羽毛リサイクルプラットフォームを構築することで、障がい者の自立・共生・共働を弊社のCSR活動として促進することにしました。このモデルプランを三重県で確立し、全国展開することで日本に支援の和を広げていきたいです」と意気込む。

(今一生)

◆ECO LAND -エコランド-

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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