その地にある心と向き合う、「杜舞台」 東京展

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7月6、7日に上演された、丹生谷清流座の人形浄瑠璃「寿二人三番叟」(7月6日撮影)

地域を活かす表現とは、地域の心に触れ、これを伝えることでもある。では、その心とは何だろうか。徳島県のアートプロジェクト「杜舞台」の活動報告展は、この問いにひとつの明確な答えを与えてくれる。

イスア推進会議は徳島県那賀町を拠点に、2011年から「環境とアートとの新たな関係性を創造すべく」展開。「杜舞台」プロジェクトはその一例である。

徳島には人形浄瑠璃の農村舞台が240棟ほど残されている(※)。那賀町のある県南部では主に神社の境内に建てられ、村人たちの人形座は村祭りの芝居を奉納した。ここでは、娯楽と信仰と演芸が融合した独自の文化が作られている。現代アートと伝統文化は時代感覚のズレも大きく、実は相性はあまり良くない。地域系アートプロジェクトも伝統芸能と正面から向き合うのは避けぎみだ。

※昭和40年代前半に行われた調査で判明した、現存209棟と廃絶31棟双方を含めた数

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2013年7月4日(木)12:17

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