「インクルーシブ」「里山」など個性的な幼児教育伝える映画「こどもこそミライ」

初日の上映後に登壇した筒井勝彦監督は「これら保育が良いか悪いかではなく、子供たちが何を欲しているのかを大人たちが本気になって考えなければならない」と挨拶した。

筒井監督は2010年公開のドキュメンタリー映画『風のなかで』で中瀬幼稚園(杉並区)を撮影したことをきっかけに、幼児保育をテーマに作品を撮るようになった。

「幼児教育は学力ではなく、人をどう育てるかということ」と筒井監督は話す。「この映画の子供たちの姿を通して議論が深まり、子供の環境が少しでも良くなるように」との願いが作品に込められている。

最後に筒井監督の紹介で登壇した中瀬幼稚園の井口佳子園長は、「それぞれの園がそれぞれの信念に基づいて独自に行っている取り組みで、まだ答えは出ていない。だが今、みんなが考えていかないと大変な事になってしまうような気がする」と締め括った。
作品は自主上映の申込みを受付けている。

こどもこそミライ まだ見ぬ保育の世界

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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