「原発立地計画を追い返した人々」に迫る――映画「シロウオ」公開

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■原発マネーを拒否

なぜ、蒲生田と日高の住民は原発計画を追い返すことができたのか。かさこ氏は「巨大なカネに依存する生き方を拒否できたからではないか」と指摘する。

和歌山県日高町で民宿「波満(はま)の家」を営む濱さん一家

「大企業や公共事業、政治家など、すがる対象を見つけて依存する生き方は、一時は繁栄するように見えても、結局は利用されて終わるのではないか。一人ひとりも自立していなければ、たとえ戦争に向かうような政府でも賛美して『お国のために働く兵隊』となって生活の安定を望むようになりかねない」(かさこ氏)

電力独占体制の下では、政府や電力会社が電気料金引き上げや景気への影響をちらつかせて原発再稼働を迫れば、電気を電力会社に依存している国民は、それになびきやすい。

映画のタイトルになったシロウオは体長4センチの小魚で、阿南市椿泊町では四つ手網を使った漁が行われている。自然の豊かさを象徴するシロウオは、政府や電力会社によって手玉に取られ、一網打尽にされかねないわれわれ国民の姿のようにも見える。

映画は18日に東京・小金井で初上映。当日訪れた約300人の観客の中には菅直人元首相もいた。25日(土)には横浜市鶴見区の鶴見公会堂で上映されるほか、2月8日には阿南市、3月23日には長野県飯山市など、各地での上映会が予定されている。

映画「シロウオ」公式サイト

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2014年1月22日(水)12:37

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