編集長コラム) 「フォアグラ」はコンプライアンスの問題

コンプライアンスといっても、「法令遵守」のことではありません。オルタナ本誌で何度も紹介してきた通り、「コンプライアンス=法令遵守」とは誤訳で、英語のcomply という動詞の原義は「相手のことを慮(おもんぱか)り、状況に対応すること」です。

つまり、相手の感情を汲み取り、それに応じた行動を取るのが、本来のコンプライアンスです。この場合の「相手」とは社会全体のはずです。

ファミリーマートを動かしたクレームの件数がわずか22件だったことについて、「そんな少数意見を聞く必要はなかった」との意見もありました。

しかし、少数意見だからこそ耳を傾けるべきで、その意味で、ファミリーマートとキリンの両社の決断は、極めて妥当だったと言って良いと思います。(オルタナ編集長 森 摂)
(この続きは、朝日新聞社WEBRONZAの筆者連載コーナーに近日掲載します)

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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