■「双方向的なサービス利用が可能に」
愛媛県は県内外のサイクリストを誘致する目的で、2013年から5年をかけて「愛媛マルゴト自転車道」として26コースの整備を進める。総延長は約1270キロ。その内の1つ、「瀬戸内しまなみ海道」は、自転車で瀬戸内海を横断できることやレンタサイクル、宿泊施設の充実などにより国外からもサイクリストが訪れる人気のコースだ。
地域活性化協働プログラムの利点について、愛媛県観光物産課は「日本マイクロソフトの技術支援により、県だけではハードルが高かった双方向的なサービス利用環境の構築が実現した」と説明する。
今回のプログラムではこの他、サイトの運用・保守を担う障がい者スタッフを育成する「障碍者向け支援プログラム」、ICT利活用方法の習得を通じて県内のNPO活動の強化を目指す「NPO基盤強化プログラム」、中小企業を対象に高度なICT技術者の育成を図る「高度人材育成プログラム」も行う計画だ。
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