第3のリスクは、CSR活動に対する社会全般の認識が損なわれることです。「どうせ企業の宣伝でやっているのだろう」「やっても大したことはない、長続きしない」などという意見が蔓延すれば、地道に努力してきた他の企業のCSR活動にも大きなマイナスになりかねません。
もし、そうなれば由々しき事態です。いま多くの企業が、さまざまな社会的課題に真摯に取り組み、効果を上げつつあります。冒頭に掲げた企業のような行為は、その流れに掉さすだけではなく、日本のCSRを大きく後退させかねません。(オルタナ編集長 森 摂)
(この続きは、朝日新聞社WEBRONZAの筆者連載コーナーに近日掲載します)