「引き算の広報」では、短くて力強いタグライン(キャッチコピー)も有効だ。タグラインは13文字以内であってほしい。「13文字」とはYahoo!ニュースの見出しの文字数で、つまり、あらゆるニュースは13文字以内で表現できているのだ。
13文字が無理なら、せめて17文字でまとめたい。日本の俳句や川柳の文字数だ。日本人は古来、この字数で森羅万象を表してきた。CSRやNPO活動も17文字以内で表現してほしい。
タグラインを短くすると、世の中に伝わりやすくなる。サントリーの「水と生きる」はわずか6文字(漢字なら5文字)のメッセージだ。このフレーズが社会に広く伝わった最大の理由は、簡潔で短かったからだ。(オルタナ編集長 森 摂)
(この続きは、朝日新聞社WEBRONZAの筆者連載コーナーに近日掲載します)