その上で「『少数の声だから』『因果関係がないとされているから』『他人を不安にさせるのはよくないから』といって、取材対象者の声を取り上げないのは誤りであるとの雁屋哲氏の考え方は、世に問う意義があると編集責任者として考えた」「ご批判やお叱りは真摯に受け止め、表現の在り方について今一度見直す」としている。
■主人公「福島の未来は日本の未来」
「福島の真実」編は最新号に掲載された回をもって完結。作品中、主人公らが「原発事故がこのまま収まらず、拡大したら福島県は駄目になる。それは福島にとどまらず日本全体を破壊する。福島の未来は日本の未来だ」「特に子供たちの行く末を考えてほしい。福島の復興は、土地の復興ではなく、人間の復興だと思うから」などと語っている場面がある。
また、編集部の見解と併せて作品の表現に関する賛否両論を10ページにわたり掲載し、ウェブ上でも公開した。
『美味しんぼ』福島の真実編に寄せられたご批判とご意見、編集部の見解
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