編集長コラム) なぜ和菓子店にはCSR企業が多いのか

――「商人の売買するは、天の相なり」=「企業は社会のお役に立たなければならない」という考えを基本とし、商訓「和魂商才」の教えと商人道に従い、社員ひとりひとりが、より高い倫理観と強い責任感で、確かな品質と、独創性の高いお菓子創りと、最高のサービスを通じて社会的責任を果たして参ります――。

同社は2008年に定年を60歳から70歳に引き上げ、その後も希望すれば単年度契約で働けるようにした。その結果、パートを含む全従業員70人の4割が60歳以上という「超シルバー企業」になったという。

このほか、地域の清掃・リサイクル活動、福山市中心市街地活性化のための活動、福山城ライトアップへの協力など、地域に根ざした社会貢献活動を展開している。

明治5(1872)年に創業した「たねや」(滋賀県近江八幡市)は、企業内保育園「おにぎり保育園」や「たねや近江文庫」の設立で知られる。このほか加工ロスとなったバームクーヘンなどを養豚用向けに飼料化したり、2007年から大規模な太陽発電を導入したりしている。

「たねや」のCSRはヨモギから始まったという。

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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