温暖化ガス3割減の貨物船―IHI

IHIは6月23日、グループ会社のアイ・エイチ・アイ マリンユナイテッド(IHIMU、本社東京)が環境負荷を低減したコンテナ船を開発したと発表した。従来の船と比べ、温室効果ガス(GHG)の排出量と燃費をそれぞれ約3割減らせるという。

空気抵抗の低減、プロペラや舵の形状の工夫により推進効率を大幅に高め、コンテナの積載量も向上させた。太陽光発電パネルで発電した電力を大容量蓄電池に充電して使うほか、エンジン廃熱も利用して熱効率を向上させた。

IHIMUは環境負荷低減船を「イー・フューチャー」(eFuture)と名付け、今後は受注活動を行う。この技術の一部は国交省の「船舶からのCO2削減技術開発支援事業」に選定され、日本海事協会の共同研究事業と日本財団の助成事業による支援を受けた。

IHI プレスリリース

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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