[サプライチェーン]御嶽山噴火発生、物流リスクを考える

過去の事実関係を簡略に記したが、今回の噴火の影響で航空各社は飛行ルートや着陸先を変更するなどの対応に追われ、羽田発着の国内線を中心に遅れが相次いでいる模様だ。日本航空と全日空によると、御嶽山の噴煙が飛行ルートにかかる恐れがあったため、一部の便でルートを変更。この影響で、羽田空港を発着する国内線を中心に、30分から1時間程度の遅れが発生した。気象庁は、上空1万m付近まで噴煙が達した可能性があり、火山灰が拡散する恐れもあるとして、航空各社などへ注意を呼び掛けている。

怖いのは4年前のアイスランド火山噴火でも実証されたように、航空各社の発言で、エンジンが火山灰を吸い込むと最悪の場合停止することだ。恐れがあるという。

日本の物流もグローバル化の波、及び電子商取引から航空輸送が主力になりつつある。物流の基本知識では、次の通り、陸・海・空を含む5つの輸送様式がある:

2014093002

物流専門家でなくともこれらの様式は予想のつくところだが、実務家は専門性を追求するあまり時々基本を放念することがある。例えば、これらの各様式別に長所と短所を挙げてみなさいと言った時、躊躇するなどである。

以下は英語表現で恐縮だが、筆者が主宰する研究会でまとめた内容を示す。

2014093003

editor

オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

執筆記事一覧
キーワード:

お気に入り登録するにはログインが必要です

ログインすると「マイページ」機能がご利用できます。気になった記事を「お気に入り」登録できます。
Loading..