その上で、デモ参加の動機を「私たちは民主主義の担い手。自分のやる事が決して無駄ではなく、意味があると気付いた人から行動する事が大事」と説明。さらに同法が施行された後も「政府が恣意的に運用しないよう、監視していきたい」と話した。
「民主主義って何だ」「特定秘密保護法反対」。参加者はデモの先頭を行くサウンドカーのリズムに合わせて声を上げた。また、サウンドカーの壇上では、若者が交替でスピーチ。
同法は「秘密指定の範囲があいまい」などと問題点が指摘されている。若者の一人は「国家が理想とする人は、政府に無批判に従う人。特定秘密保護法は市民が国家を批判するような言動を避け、相互に監視するよう仕向ける法律だ。しかし同法は最高法規である日本国憲法に違反しており、憲法がある限り私たちの自由を侵すことは出来ない」と訴えた。
東大1年の男性(18)は「自分たちが意見を表明する事の意味を感じながら歩いた。沿道の反応も好意的で、今の政権を止める大きな力になる」と話した。
参加者数は約2千人とみられる。SASPLは同法が施行される12月10日にも、首相官邸周辺での抗議行動を呼びかけている。
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