「高知家」のおもてなし [笹谷 秀光]

RYOMAの頭文字で、それぞれの頭文字に意味があります。
Roman=ロマンの休日、
Yasuragi=やすらぎの休日、
Oishii=美味しい休日、
Manabi=学びの休日、
Active=アクティブな休日です。

M(学び)の部分が、地域活性化に向けて「みんなで学ぶ時代」の中で価値が高いです。高知大学では、農漁村との交流を応援する県の「結(ゆい)プロジェクト」への参画や同大学「社会協働教育部門」で、今後の主要なテーマの「ファシリテーション力養成道場」などの実施をしています。

「高知龍馬空港」は高知空港の愛称で、日本では人名を冠した初めての空港です(2003年から)。海外では、シャルル・ド・ゴール空港(フランス)やジョン・F・ケネディ空港(米国)などがあります。インバウンドを意識した動きです。

2014年、日経MJのヒット商品番付で来日外国人による「インバウンド消費」が「東の横綱」となりました。日本を訪問する外国人の最大の関心が日本の食であり、東京五輪に向けて世界をおもてなしして、クールジャパンとしても発信していくべきです。

高知県在住の外国人も高知家の家族です。公益財団法人高知県国際交流協会では、国際理解促進を工夫しています。「Tosa wave」という日英中三か国語のウェブマガジンを発行しています。たとえば、異文化理解促進にはうってつけの「ごめんなさいを叫ぶ」イベントSecond Annual“Shout Gomennasai in the Heart of Nankoku city”の様子が紹介されています(2014年5月1日)。

南国市にある「後免(ごめん)」という地名にちなんで、「南国市の中心でごめんなさいを叫ぶ!第2回ごめんな祭」の英文での紹介です。外国人も興味深いことでしょう。

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笹谷 秀光(CSR/SDGsコンサルタント)

東京大学法学部卒。1977年農林省入省。2005年環境省大臣官房審議官、2006年農林水産省大臣官房審議官、2007年関東森林管理局長を経て、2008年退官。同年~2019年4月伊藤園で、取締役、常務執行役員等を歴任。2020年4月より現職。著書『CSR新時代の競争戦略』日本評論社・2013年)、『協創力が稼ぐ時代』(ウィズワークス社・2015年)。『 経営に生かすSDGs講座』(環境新聞社・2018年)、『Q&A SDGs経営』(日本経済新聞出版社・2019年)。 笹谷秀光公式サイトー発信型三方よし 執筆記事一覧 

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