結局のところ、人生は別の場所、別の時に存在するのではなく、いま、ここで生きている時間こそが人生の真ん中であるということだと思います。そしてこの一瞬一瞬が私たちの人生の本番であると感じています。今まさに私たちはステージの上にいるのです。
仕事も遊びも、食事の時間も、寝ている時間も、何の区別もなく「人生」として捉え、生きていければ、最高に充実した人生になるはずです。その瞬間、そのときを最高に楽しく生きる。それは決して刹那主義ではなく、利己主義でもありません。
最高に楽しく生きるには、その瞬間を大切に、丁寧に、扱わなければならないでしょうから。だから私は「社員をコンサートに行かせよう」と考えています。
◆『社員をサーフィンに行かせよう―パタゴニア創業者の経営論 』(東洋経済新報社)
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