キッコーマンが、動物実験の中止を求めたNPO法人からの対話要請を拒否し続け、NPO側に賛同するオンライン署名が7万通以上に達したことが18日、分かった。(オルタナ編集長 森 摂)
同社は、CSRのグローバル規範の一つである「国連グローバル・コンパクト」に日本企業として初めて署名し、CSRに真摯に取り組んできた企業とされているが、ステークホルダーからの対話要請を無視し続ける姿勢に疑問の声が上がっている。
キッコーマンに対話を申し入れているのは、NPO法人動物実験の廃止を求める会(JAVA、長谷川裕一代表)。オンライン署名サイト「change.org」に「しょう油や豆乳のために動物を犠牲にしないで」と題した要望書を掲載し、18日現在、約75000通の賛同の署名が集まった。
要望書によると、キッコーマンはしょう油や豆乳などの食材の健康効果を証明するために動物実験を行っているという。