「サッカーで人生変えた」、ホームレス・ワールドカップ創設者が来日

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■社会起業家が企業に価値生む

ANAは国際的な社会起業家ネットワーク「アショカ」と協力。「ブルーウィング」プログラムは、フライト支援に加え、SNS上でシェアされる毎に寄付金額が加算されたり、キャンペーンサイトからチケットを購入することでマイルを寄付したりできる参加型の支援プログラムだ。

ヤング氏は、「年間20~30カ国まわり、常に世界を飛び回っている。航空移動は経済的な負担も大きく、支援を受けることで、本来の自分たちの活動に集中できる」と評価する。

シンポジウム。左から深堀氏、ヤング氏、長谷川氏、蛭間氏

シンポジウム。左から深堀氏、ヤング氏、長谷川氏、蛭間氏

プログラムを立案したANAマーケティング室マーケットコミュニケーション部宣伝チームの深堀昂(あきら)氏は、プログラムについて「大好きな飛行機を通じて世界中の人々に夢と希望を与えたかった。有志27人でプロジェクトを立ち上げ、実現までに5年をかけた。ブルーウィングは、一方通行の寄付ではなく、企業と社会起業家がウィン・ウィンの関係を築くものだ」と述べる。

同社は社会起業家への支援を、顧客に新たな価値を提供するための中長期的なマーケティング活動と位置付け、利益向上を目指している。2014年、欧米向けに「ブルーウィング」の先行プログラムを実施した際には、通常の宣伝広告よりも好反応を得たという。

「プログラムを通じて、通常のマーケティングでは得られないストーリー(顧客との価値共有)を体験できる。例えばヤング氏とタイアップしなければ、我々は『世界は変えられる』と語ることができない」と深堀氏。

これに応じてヤング氏も「世界は有限である以上、企業は社会的責任を受け止めなければ存続できない。その中で、やはり大企業は社会を変えるインパクトを持っている」とプログラムに期待する。

深堀氏は「『ANAで世界を変えよう』と語るマーケティングが、従来は働きかけることが難しかった顧客層にも届く可能性がある」と手応えを感じている。プログラムは来年7月まで実施予定だ。

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2015年12月17日(木)12:23

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