AOC反逆派の人気ワイン

■酸化防止剤を極力ゼロに
雄大な景色が広がる人里離れた「コース・マリーン」の敷地内には、13種類の品種の古いぶどうの木が雑居する特殊なワイン畑がある。そこのぶどうの枝を接木する「セレクション・マサル」という昔ながらの手法で植樹し、バラエティーに富んだ品種のぶどうを栽培している。

いち早く、バイオダイナミック農法と醸造法を実践し、1993年にその厳しい品質認定ラベル「デメテール」を取得しているが、酸化防止剤である二酸化硫黄添加量を同機関の許容量(70mg/1リットル)をゼロに近づけるなど、自然醸造の限界にも挑戦している。因みに、オーガニックワインの許容量は150mg/1L、それ以外のワインは220mg/1Lだ。

高台にある敷地の美しい夕日の景色
高台にある敷地の美しい夕日の景色

■AOCが禁じるぶどう品種で作る

editor

オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

執筆記事一覧
キーワード:

お気に入り登録するにはログインが必要です

ログインすると「マイページ」機能がご利用できます。気になった記事を「お気に入り」登録できます。
Loading..