映画でできること、映画でしかできないこと

そして、もう一つ思い出したことありました。それは、「Job Creation(雇用創出)」です。この言葉は、映画を観た時エンドクレジットの中で発見したのでした。そこで紹介されていることは、「映画製作によって雇用創出に貢献した」という文言の存在です。

例えば、『LIFE!』という2013年にアメリカで制作された映画には、「It created 15,000 jobs and took thousands of hours to make it.」という一文がありました。15,000の仕事を創出し、その映画制作のために数千時間を取ったということです。

さらには、2014年制作のアメリカ映画『X-MEN: フューチャー& パスト』では、「the making of this film kept 15,000 people employed」とあり、「この映画を制作するのに15000人もの人を雇った」となっています。映画制作は雇用を保証することもできるのだとエンドクレジットで語っているのです。

たまたま観た『わたしは、ダニエル・ブレイク』を通じて、映画ができることをいくつか発見できました。映画を観ることで、社会的課題に気づき、それを体感し、その社会的背景や解決の糸口、さらにはそこに関わる人々から勇気を与えられます。

映画のできることはたくさんあるのだと再確認しました。さまざまな気づきが社会を変える一歩になるんだと、今更ながらに考えました。

読者の皆さん、最近映画を観てますか?

今日の1本の映画鑑賞が、あなたの何かを変えるかもしれません。最近観ていないと思われる方は、たまには心に引っかかる映画をご覧ください。

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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