いつも私たちのチャレンジを支えてくれたのは、企業文化でした。サラヤの企業文化とは「清流」です。清流とは、細く清らかに山々や森のなかをくまなく無理なく流れる、そんな川です。(中略)世界には西洋型経営で巨大化した企業のような、いわば大河の存在も必要でしょう。(中略)世界には、清流のような企業もまた必要なのだと信じます。(引用終わり)
組織もビジネスも、余裕がなくなるほど「きれいごと」を理解・実践する土壌が失われる。いま日本の経営者で、どれだけの人が「当社の存在意義は利益ではありません」と社内外で堂々と発言できるか。株主総会でそれが言えるだろうか。
社長がそう言わないと、社員は迷ってしまう。利益目標の達成しか頭に無くなってしまう。改めて、「当社の存在意義は利益ではない」と公言できる経営者が日本で増えることを願ってやまない。