パレスチナ刺繍と着物文化をつなぐ(生駒芳子)

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第三に、パレスチナ刺繍と着物文化をつなげるという、国際交流の意味合い。山本さん以外に、いったい誰が、パレスチナ刺繍と着物文化を結ぼうと思い付くだろうか。おそらくそれは、山本さんならではの発想であり、それを実際の活動に結びつけるエネルギーも、他の誰も真似できない独自のものと言える。通常、着物への刺繍というと、京刺繍や加賀繍を思い浮かべるが、そこにパレスチナの地の刺繍をもたらそうとは、とてもダイナミックでグローバルで、創造的なコラボレーションの発想と言える。

第四の意味合いとしては、紛争の地であるパレスチナと組むことで、平和であるからこそ達成できる美しい文化的なコラボレーションを広くうたう、そんなメッセージも盛り込まれている。

 

この続きは、オルタナ54号(全国書店で発売中)掲載の『エシカルファッションの旗手たち』でご覧ください。

 

いこま・よしこ

雑誌VOGUE、ELLEを経て、2004年よりmarie claireの編集長を務める。08年10月に独立後、ラグジュアリー・ファッションからアート、エシカル、社会貢献、伝統工芸の開発事業まで幅広いトピックを追うジャーナリスト・プロデューサーとして活躍。

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2018年11月30日(金)22:39

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