下落するコーヒー相場、農家が悲鳴:中島佳織

環境NGOのコンサベーション・インターナショナルやオランダが本部の国際NGOソリダリダッドなどが共同発表したレポート「2018年 コーヒー・バロメーター」によれば、コーヒー会社全体のサステナビリティへの年間投資額は、およそ3億5千万ドル(約395億円)に上る。

しかし、3億5千万ドルによる効果など、多くの貧しいコーヒー農家の手取り収入が110億ドルも失われたことを考えれば、即、相殺されてしまう。どんなに国連やNGOが途上国のコーヒー農家を援助したとしても、110億ドルもの手取り収入損失による経済的インパクトを埋めることはできないだろう。

コーヒーの需給関係による価格変動だけでなく、投機目的の取引が価格の乱高下をもたらし、農家を苦しめている。先述したブラジルとコロンビアの共同声明では、このような状況は農家の貧困を助長し、非合法作物への転換を拡大するとして警鐘を鳴らしている。

(中島佳織=特定非営利活動法人フェアトレード・ラベル・ジャパン事務局長)

※この続きは、オルタナ55号(全国書店で発売中)掲載のコラム「フェアトレードシフト」でご覧ください。

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2019年2月21日(木)17:04

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