【再掲】坂本龍一氏ロングインタビュー:人も企業も反自然的

坂本龍一さんが3月28日、逝去されました。71歳でした。 坂本さんは音楽や芸術だけでなく、自然、地域の在り方、平和、脱原発などにも大いに取り組み、自ら数多くの地域に足を運ばれました。2007年には、森林保全活動を行う一般社団法人「more trees(モア・トゥリーズ)」を立ち上げ、地域の活性化にも力を注がれました。オルタナ本誌56号(2019年3月発売)に掲載したインタビューを再掲します。

世界的な音楽家、坂本龍一氏は2007年、森林保全活動を行う非営利団体「more trees(モア・トゥリーズ)」(東京・渋谷)を立ち上げた。東日本大震災の被災地や福島の避難区域、石木ダム計画の建設予定地(長崎県)などにも足を運ぶ。こうした社会的活動に取り組み続けて達した結論は「人間も企業も『反自然的な存在』。だからこそ自覚を持つべきだ」と話す。その真意を聞いた。(聞き手: 森 摂=オルタナ編集長、吉田 広子=同副編集長、写真:福地 波宇郎)

「人間は反自然的な存在」と自覚すべきだと指摘する坂本龍一氏
森 摂(オルタナ編集長)

森 摂(オルタナ編集長)

株式会社オルタナ代表取締役社長・「オルタナ」編集長 武蔵野大学大学院環境学研究科客員教授。大阪星光学院高校、東京外国語大学スペイン語学科を卒業後、日本経済新聞社入社。編集局流通経済部などを経て 1998年-2001年ロサンゼルス支局長。2006年9月、株式会社オルタナを設立、現在に至る。主な著書に『未来に選ばれる会社-CSRから始まるソーシャル・ブランディング』(学芸出版社、2015年)、『ブランドのDNA』(日経ビジネス、片平秀貴・元東京大学教授と共著、2005年)など。環境省「グッドライフアワード」実行委員、環境省「地域循環共生圏づくりプラットフォーム有識者会議」委員、一般社団法人CSR経営者フォーラム代表理事、日本自動車会議「クルマ・社会・パートナーシップ大賞」選考委員ほか。

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キーワード: #サステナビリティ

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