マルシェ売れ残りの果物が「湯上りドリンク」に

■CSR社内浸透のきっかけに

今回のプロジェクトに食材販売で参加した企業の一つである建設技術研究所の松田光弘広報室長は、「フードロス削減に向けた具体的な取り組みに参加することで、社会課題に対する社員の意識を変え、社内にCSRを浸透させるきっかけになれば」と話す。

同社では6月、SDGsやESG(環境・社会・ガバナンス)投資への関心の高まりを受け、社会と会社の持続的な発展を同時に実現するために「行動憲章」を改定した。

「理念だけでなく行動を通じて社内の理解を進めたい。本業は建設コンサルタントだが、土木に関わる会社として、農場での野菜生産など土を育てる農業にも力を入れてきた。今回の取り組みをはじめ、様々な社会課題にアンテナを高く持ち事業を進めていきたい」(松田室長)

建設技術研究所では、昼休みの時間帯に売れ残りの農産物などが販売された(写真:Tokyo Good Manners Project)
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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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キーワード: #フードロス

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