フェアトレードのお金は生産者に届いているか

生産者組合は、フェアトレード認証を取得するために、細部にわたって定められたフェアトレードの国際基準を理解し、厳しい環境基準にも対応して生産活動を行う。透明性や民主性、非差別や人権保護といった社会的な国際基準にもすべて遵守して組合運営を進めていかねばならない。1年から1年半に一度、現場監査によってその遵守状況が確認され、基準不遵守が発見されれば、その深刻度に応じて認証の一時停止・取消などの判断が下され、改善が確認されるまでフェアトレードの取引ができなくなる。

 

※この続きは、オルタナ57号(全国書店で発売中)掲載の連載「フェアトレードシフト」をご覧ください。

 

中島 佳織(なかじま・かおり) 認定NPO法人フェアトレード・ラベル・ジャパン事務局長。化学原料メーカー勤務、国際協力NGOでアフリカ難民支援やフェアトレード事業への従事、日系自動車メーカーのケニア法人勤務を経て、2007年より現職。グリーン購入ネットワーク理事。共著に『ソーシャル・プロダクト・マーケティング』(産業能率大学出版部)など。

キーワード: #フェアトレード

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