朝ドラとSDGs(その2)

丸又窯の説明

■伝統的工芸品・伝統工芸士
信楽焼は「伝統的工芸品産業の振興に関する法律(「伝産法」昭和49年5月25日法律第57号)による「経済産業大臣指定伝統的工芸品」である。少しややっこしいが、伝統工芸品ではなく、伝統「的」という名称が法律の指定によるものだ。

伝統的工芸品とは、手工業的で、伝統的な技術又は技法により製造され、主たる原材料等も伝統的なものであり、一定の産地が形成されていること。それらを踏まえ、100年以上の歴史を有するものを、国が指定する。現在、指定品目数としては 230以上に上る。陶磁器は32指定されている。

伝統工芸士は、伝産法第24条第8号に基づいて伝統的工芸品産業振興協会が行う認定試験で付与される。伝統工芸士は現在4000人強がおり、近年は女性の伝統工芸士が増加傾向にある。

信楽焼の売り場をよく見ると伝統工芸士による作品が多い。

■朝ドラのSDGs化

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笹谷 秀光(CSR/SDGsコンサルタント)

東京大学法学部卒。1977年農林省入省。2005年環境省大臣官房審議官、2006年農林水産省大臣官房審議官、2007年関東森林管理局長を経て、2008年退官。同年~2019年4月伊藤園で、取締役、常務執行役員等を歴任。2020年4月より現職。著書『CSR新時代の競争戦略』日本評論社・2013年)、『協創力が稼ぐ時代』(ウィズワークス社・2015年)。『 経営に生かすSDGs講座』(環境新聞社・2018年)、『Q&A SDGs経営』(日本経済新聞出版社・2019年)。 笹谷秀光公式サイトー発信型三方よし 執筆記事一覧 

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キーワード: #SDGs

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