城南信用金庫が「サステナブルファイナンス大賞」

受賞した計9機関の代表者ら

優秀賞は、幅広くESG債市場の育成に貢献した野村證券、TCFD提言に基づき物理的な気候リスクを国内金融機関として初めて試算した三井住友銀行、UNEPのポジティブインパクト原則に基づく融資を国内で実現した三井住友信託銀行の3金融機関が選ばれた。

グリーンボンド賞には、中間財の設備資金をグリーンボンドで調達し、国際的にも厳格なCBI(気候債券イニシアチブ)認証を得た明電舎と、欧米に続き日本市場でもグリーンボンドを発行し、3通貨建て債券を発行したトヨタファイナンスの2社が選ばれた。

地域金融賞は、地銀で初めてグリーンボンドを発行した群馬銀行が受賞。今回初めて設定されたNPO賞は、業種別の「企業の温暖化対策ランキング」を公表するWWFジャパン。また特別賞は、20年にわたりアジア太平洋諸国でマングローブの植林を展開してきた東京海上ホールディングスが選ばれた。

同賞の審査基準は、「新規性」「ESG度」「Impact1(他の金融機関への波及)」「Impact2(顧客・社会への影響)」、「収益性」、「企業評価」の6項目に関し、第三者の専門家10人がスコアリングした定量評価に加え、審査員会議での定性評価を合わせた総合判断で選定されている。

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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