滋賀県、琵琶湖の環境保全軸に官民でSDGs推進

滋賀銀行(大津市、高橋祥二郎頭取)は、2007年にCSR憲章(経営理念)を制定した。「地域社会」「役職員」「地球環境」それぞれとの「共存共栄」を謳っている。

2017年11月にはSDGsを経営に統合する「しがぎんSDGs宣言」を地銀で初めて宣言した。「ターゲット2030」として、「地域経済の創造」「地域環境の持続性」「多様な人材の育成」を掲げている。

滋賀銀行の西籐崇浩常務取締役は、「琵琶湖の様々な現象は世界の環境問題を象徴している。滋賀県は『地球環境の縮図』だ」と強調した。

琵琶湖の透明度は改善傾向にあるが、外来水草の繁茂や在来魚介類の減少という生態系の課題や、460本の川が流れ込むためにプラスチックごみ問題も浮上しているという。環境対応先進県として、行政、金融機関、企業、支援団体のさらなる連携が求められる。

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室井 孝之 (オルタナ総研フェロー)

42年勤務したアミノ酸・食品メーカーでは、CSR・人事・労務・総務・監査・物流・広報・法人運営などに従事。CSRでは、組織浸透、DJSIなどのESG投資指標や東北復興応援を担当した。2014年、日本食品業界初のダウ・ジョーンズ・ワールド・インデックス選定時にはプロジェクト・リーダーを務めた。2017年12月から現職。オルタナ総研では、サステナビリティ全般のコンサルティングを担当。オルタナ・オンラインへの提稿にも努めている。執筆記事一覧

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キーワード: #SDGs

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