プラごみ汚染、幽霊漁具対策が急務に

■オルタナ本誌60号 人と魚の明日のためにから

海洋汚染を引き起こすプラスチックごみの中には、漁業が関連するものも多い。

故意に、あるいは意図せずに海に流れ出すプラスチック製の漁網や養殖場などで使われる「うき」などで、量は非常に多く、クジラなどの海洋哺乳類やウミガメ、魚など、海の生物の生息に大きな影響を与えていることが分かってきた。漁業は、プラスチック汚染の被害者であるとともに、加害者でもあるということだ。

操業中に誤って流されたり、捨てられたりして海に放置される漁網や漁具の問題はかなり以前から指摘されてきた。放置漁網に生物がかかる現象は、漁業者がいないことから「ゴーストフィッシング(幽霊漁業)」と呼ばれる。漁業が盛んな日本の沿岸もゴーストフィッシングが深刻な海域の一つとされている。

国連食糧農業機関(FAO)が2009年にまとめた調査報告書によると、海に流出する量は世界で年間推定64万トンに上り、海ごみの年間発生量の約10%に当たるとされた。その多くが石油由来のプラスチック製だ。

*この続きは雑誌「オルタナ」60号(第一特集「循環経済(サーキュラーエコノミー)はR(リサイクル)よりもR(リデュース)」、3月30日発売)に掲載しています。

2020年5月26日(火)17:35

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