東梅事務局長は、「WWF が 2018 年に発表した『生きている地球レポート』では、過去 40 年間に世界全体で生き物が 60%も大幅に減少したと指摘された。まさに私たちの気付かないところで大規模絶滅の危機に直面している。生物多様性の損失は、わたしたちの暮らしにも大きな影響を与えかねない」と危機感を募らせる。
就任にあたり、「今、私たちはウィズ/ポストコロナ時代を迎える中で社会と日常生活両方で大きな『変化』を実体験している渦中にある。こうした価値観が変化してゆく中で、自然の生き物の大切さを、一人でも多くの人が心で身体で五感で感じ、見直すべきことを皆さんと一緒に考え、積極的に行動できる人々を増やしていきたい。これまでの実績と経験に最大限に活かし、自然と生き物を守り、回復へ導く『地球環境版・新しい生活様式』を次の 10 年で日本に世界に根付かせることを目指し、一層の努力を重ね、新規性の高い取り組みにも新たに挑戦していきたい」と述べている。
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