持続可能な魚食に取り組む企業や組織を6日に表彰へ

シーフードレガシーなど数社で構成する「ジャパン・サステナブルシーフード・アワード実行委員会」は、第2回のファイナリスト8者を決定した。開催中の「東京サステナブル・シーフード・シンポジウム(TSSS 2020)」で、6日にファイナリストの表彰と最優秀の「チャンピオン」の発表・表彰を行う。昨年はサステナブルシーフードを社員食堂に導入したパナソニックなど3者がチャンピオンに選ばれた。(オルタナ編集委員・瀬戸内千代)

2019年の授賞式の様子

「ジャパン・サステナブルシーフード・アワード」は、国内で盛り上がりつつあるサステナブルシーフード(持続可能な魚食)の取り組みの活性化を目的に昨年から始まった。過去約1年間に功績を残した業界リーダーを選出し表彰する。

実行委員会には、シーフードレガシー、WWFジャパン、MSC(海洋管理協議会)日本事務所、ASC(水産養殖管理協議会)ジャパン、セイラーズフォーザシー日本支局が参加している。

第2回は、今年7月末までの13カ月間に日本で実施された単独もしくは複数の企業、組織、個人による活動を対象に、自薦他薦を問わず候補を募った。

「コラボレーション部門」では、複数組織の協働によって大きな影響を業界に与えるものかどうか、「リーダーシップ部門(昨年のイニシアチブ部門)」では、画期的かつ周囲が次に続くようなものかどうかを重視して審査した。夏に募集をかけ、秋に1部門につき4者のファイナリストを公表した。

各部門のチャンピオンは、「TSSS 2020」3日目のアワード授賞式(11月6日18時〜)で発表される。シーフードレガシーの花岡和佳男氏と豊洲マグロ仲卸「鈴与」の生田與克氏が司会を務める。

TSSSはサステナブルシーフードに関する日本最大のシンポジウムで、今年は「ニューノーマル時代をつなぐサステナブル・シーフードとブルーエコノミー」を掲げ、オンラインで開催中だ。11月4〜6日と9~11日の6日間、100人以上が登壇する37のセッションを順次、公式サイトの「配信会場」で公開する。

東京サステナブル・シーフード・シンポジウム(TSSS 2020)公式サイトは⇒ http://sustainableseafoodnow.com
※無料で視聴可能。資料ダウンロードには日経IDと事前登録が必要

「第2回ジャパン・サステナブルシーフード・アワード」ファイナリスト一覧は⇒ https://sustainableseafoodnow.com/2020/award/finalist/

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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