石油情報センターは1月19日、レギュラーガソリンの17日現在の全国平均小売価格を発表した。1リッター当たりの価格は前の週から1円20銭上がった137円10銭で、7週連続の上昇。国際原油価格の上昇に伴い、石油元売り各社の卸価格が引き上げられたことによるものだ。
都道府県別では44都道府県で上昇し、値上げ幅の最大は沖縄県の3円20銭。また、最も価格が高かったのは長崎県で144円80銭を記録した。一方値下がりしたのは香川県のみだった。
国際原油価格は昨年5月に1バレル68ドルまで値を下げたものの、その後は上昇傾向を続け、1月11日には91ドルを記録。OPEC(石油輸出国機構)議長のミールカーゼミー・イラン石油相が17日に「まもなく100ドル以上になる」と予測するなど、原油価格の上昇は当分続くと見られる。(オルタナ編集部=斉藤円華)2011年1月19日