ボツワナの砂漠で静寂を楽しむ――世界のエコホテル巡礼(1)「ジャックス・キャンプ」

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砂漠で朝日を拝む。メイン・イベントでは砂漠に眠る究極のサイレンスを体験(Photo : Kyoko Sekine)

ボツワナは南アフリカ共和国の北側に接し、「野生のワンダーランド」として知られている。国土の17%が国立公園や野生動物保護区が占め、象の棲息数(現在約10万4千頭)は世界一を誇り、ダイアモンド採掘量と取引額も南アを抜く世界一だ。

そのボツワナの魅力は治安の安定と野生動物の種類の多さにあろう。しかし、ここに紹介する「ジャックス・キャンプ」はひと味違う。カラハリ砂漠の一部に広がる真っ白なマカディカディ・ソルト・パンズ(塩田)の一角にあり、憧れのサファリとは趣を変え、アフリカ通の琴線をくすぐるような「ピュア・サイレンス」がコンセプトなのだ。

そして感動のメイン・イベントでは、「真の静寂」を体験することになる。客室テント10棟、ダイニングなどメイン用1棟のキャンプは1963年に誕生。92年に現経営者の父親が買収し、現在は息子が引き継いでいる。

使用エネルギーといえば、バックオフィスとキッチン用の自家発電のみ。ランタンの灯される夜は早めの就寝。翌朝、暁と共に目が覚める。営業はベストシーズンとなる乾季の冬、1カ月休業して、雨期にも営業されている。砂漠特有の気温は零下になることもあり、テント内では誰もが湯たんぽを抱えて眠りにつく。(せきねきょうこ)

<エコなポイント>
1.自然環境のままにあるキャンプの運営
2.工ネルギー最小限の利用
3.サプライズと称するアクティビティ目白押し

<Jack’s Camp(ジャックス・キャンプ)>
リゾート内だけで約4000平方メートル、全部を入れると40000平方メートルという広大な敷地。プライベートキャンプの老舗、1963年誕生。すべての手作り感が魅力  www.unchartedafrica.com

執筆者プロフィール:
せきね・きょうこ フランスのアンジェ・カトリック西大学留学後、スイスの山岳リゾートで観光案内所に勤務。フリーの仏語通訳などを経て、ホテルジャーナリストに。

*本記事は、オルタナ19号(2010年6月号)から転載

2011年10月2日(日)12:55

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