島の環境を支え続けるリゾート――世界のエコホテル巡礼(6)アマンワナ(インドネシア)

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海に面した客室用「オーシャンテント」(写真提供・アマンリゾーツ)

世界にラグジュアリー・リゾートを展開する「アマンリゾーツ」は、自然環境が素晴らしければ素晴らしいだけ、環境保護に対し独自の厳しいガイドラインを持つ。

時には、周囲の村人や小学生らにエコ教育を提供し、時には、スタッフ自ら地元の環境活動を先導するなど、地域への海に面した客室用「オーシャンテント」積極的な活動を続けている。

ここインドネシアのモヨ島はロンボク島の東隣、スンバワ島の沖にあり、1976年から自然保護区として指定されていた美しい島だ。

93年に誕生したテントリゾート「アマンワナ」は、熱帯林に覆われたこの島の海洋保護区にあり、海の周辺も海の中も、保護しなければならない義務がある。

アマンワナにはアマンジャンキーという狂信的なリピーターも多く訪れ、彼らは何をするでもなく静かにリゾートを楽しんでいる。1カ月、3カ月と、暮らすように滞在しているゲストもいるから驚きだ。

海に囲まれたアマンワナでは、専門家による海亀や珊瑚の保護も敢行している。例えば、産卵に現れた海亀の卵が動物や人に荒らされないよう、卵の産み落とされた砂浜を囲って保護。卵が孵ふ化してミニ海亀が産まれ、海に無事に戻るのを見届けるのもスタッフの楽しみという。

<ECOなPOINT>
1.自然環境保護区であることを徹底的に告知
2.客室テント内も含め夜間照明は最低限
3.寄付を募り学校建設、密林保護、道路整備

<Amanwana>
バリ島デンパサール国際空港から飛行機で1時間半。スンバワ島へ。
空港から船のり場まで車で移動、専用クルーザーでモヨ島まで
45分。
www.amanresorts.com

執筆者プロフィール:
せきね・きょうこ フランスのアンジェ・カトリック西大学留学後、スイスの山岳リゾートで観光案内所に勤務。フリーの仏語通訳などを経て、ホテルジャーナリストに。

*本記事は、オルタナ24号(2011年3月号)から転載

2011年12月3日(土)8:26

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