「自然と人の関係」をより豊かに
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当社のこだわり:「自然と人の関係」を豊かに
浅間高原の北麓(北軽井沢)を拠点に事業地数カ所で、オートキャンプ場や森林体験リゾート施設などのアウトドアフィールド型ビジネスを中心に事業展開しています。 例えば、キャンプ場スウィートグラスではアウトドア型の宿泊施設という枠を超え、寒い北国のライフスタイルを提案する場へ進化しています。 事業地は軽井沢や北軽井沢ですが、この一帯は今なお活発な活動を続ける活火山、浅間山を中心にエリア全体の自然が形成されています。 過去2千年間に起きた3度の爆発的噴火活動により周囲10㌔㍍圏内が埋め尽くされた歴史を持ちます。 流れ出る溶岩、土石流、火山灰――すべての生命はそこにとどまる限り死滅する。そして標高1000―1100㍍の冷涼な気候は、冬場になればマイナス20℃を記録する厳しい気候条件でもあります。 しかし、古来より火山や地震の巣窟である列島に生きた歴史を背負う日本人です。災害と隣り合わせに美しい自然と共に生きる暮らし方を身につけてきた民族でもあります。 千年に一度という東日本大震災を経験し「自然と人の関係」が鋭く問われる時代です。 それは同時に「暮らし方」(ライフスタイル)が問われることでもありました。私たち(当社)は「自然と人の関係」をより豊かに楽しく美しく、フィールド体験を通して提案することで近未来の日本のライフスタイル創造に寄与したいと考えています。
経営の志:自然に従う生き方「ルオム」を柱に
当社は2010年「ルオムの森」という森林体験型リゾートの森を作り、それを機に、経営理念の柱に「ルオム」を据えました。 ルオム(LU O MU)とはフィンランド語で「自然に従う生き方」(狭義では有機農法)という意味。フィンランドでは誰もが気軽に森の中に入ります。友人と会って話したり、ベリーを摘んだり、森と密接な関係を習慣としているのです。 ここにフィンランドなど北欧諸国の社会経済構造が形成される原点があります。私たちは企業活動を通して「ルオム」を表現し、寒い北国の風土から生まれるライフスタイルを提案します。それはローカルな視点ではありますが、近未来の求めるライフスタイル像が反映されており、普遍的価値を持つと確信しています。 私たちはローカル企業でありつつ、グローバルな価値を追求する「グローカル」企業でありたいと考えるのです。
特筆すべきCSR活動:樹木との関係から人の居場所を考える
特別なCSRを意識してはいません。しかし、当社の企業活動は社会や地域に貢献することが強く意識されています。地域との整合性から生み出される事業活動は必然的に環境や産業のあり方を射程に含めることが求められます。その意味で、当社は地域のリーディングカンパニーを目指すソーシャルビジネス企業です。 キャンプ場スウィートグラスは、天明3年(1783年)の浅間山噴火の際、火口より流れ下った土石流の押し際にあります。キャンプ場の地名であるおしぎっぱ(押際端)は荒涼とした大地でした。 酪農業のための採草地(牧場)として利用されていた所ですが、私たちは20年間そこに千数百本の樹木を植え育ててきました。人が心地良いと感じる空間とは何かと問い続けて作り上げた3万坪のフィールドです。 大地震や噴火は自然現象(人間から見れば災害)の一つですが、樹木の成長と植生の変遷もまた、自然現象です。人間の一生は約100年。樹木の成長とほぼ同じ時間のスケールです(浅間山の造山活動は数万年のスケール)。樹木とのかかわりは人間が生きることと密接にかかわります。 それは都市におけるエコロジーとか、リサイクルといった考え方とは少し違います。樹木(森)と付き合う関係から今を生きる人間(人生)の居場所が見えてくるのです。
経営者・個人として思うこと:次世代につながるシステムを
私は日本の社会・経済が安易な方向に流れていると危惧しています。「あとは野となれ山となれ」な有り様は必ずより大きな災いや苦難をもたらします。次世代に健全なものをつないで行く社会システムへの転換が必要です。 厳しい自然との関係から紡ぎ出される素朴な生活感と、そこに生み出されるデザインやモノ作りが人を変え、社会を変える原動力になると確信するのです。
理想の社員像:生きる場を自然に求める人
自然に学び、自然に従う生き方(ルオムの理念)を表現する人。 自然に対する好奇心と畏敬の念を失わず、自然と人のかかわりから生まれる素朴な生活感を「風土」として大切にできる人。 働くことは生きることであり、生きることは自らの居場所を作り出すことでもあります。当社スタッフは自らが生きる場を自然との関係を通して培っていきます。
若手社員から
玉井 宏和 キャンプ場 社歴:7カ月(2014年1月現在) 「自然(Nature)と仕事がしたい。また、考え、想像し、創造する仕事がしたい」と考えていた時に、当社を見つけ、入社しました。入社後、主体的に、自ら考え、判断することを強く求められる会社だと感じています。 私は当社事業のひとつである、キャンプ場で働いています。キャンプ場で働くといっても、力仕事をしているわけではなく、「自然(Nature)を相手(味方)に考え、フィールドを創造すること」が、私達の仕事です。考え、想像し創造するための、強い想いがあれば、新たなフィールドの創造を認めてくれる会社です。 また、当社は北軽井沢という広大な自然の中にあります。働いて、「生きるため、生計を成り立たせるために働く場所ではない」と、感じています。逆に、自然(Nature)にいることが自然(Natural)な人にとっては、素晴らしい場所、働きがいのある会社で日々の生活を送ることができると自信を持って言えます。
会社データ
会社名(団体名): | 有限会社きたもっく |
住所: | 群馬県吾妻郡長野原町北軽井沢1924-1360 |
業種: | オートキャンプ場などのアウトドアリゾート施設運営など |
資本金: | 1000万円 |
設立年: | 2000年 |
従業員数: | 60名 |
前期年商: | 3億8000万円 |
ホームページ: | http://sweetgrass.jp |
募集要項
求人者名: | 有限会社きたもっく |
所在地: | 群馬県吾妻郡長野原町北軽井沢1924-1360 |
職種名: | ①②③マネージャー候補 ④本社スタッフ |
職務内容: | ①キャンプ場運営全般 ②飲食・物販等施設運営全般 ③営業から施工まで全般 ④電話応対・事務処理 |
採用予定数: | 4名、アルバイト若干名 |
応募資格: | 憧れだけでなく自然の厳しさ豊かさを知っている方 ①②③マネジメント経験者希望 ④社会人経験者希望 |
勤務時間: | ①②7:00─22:00 ③9:00─17:00 ④8:00─20:00 ※いずれも季節により異なる変形労働時間制。①②④はシフト制。 |
休日・休暇 : | 年間90日 |
賃金: | 15万円(アルバイト時給800円) |
就業場所: | ①キャンプ場「スウィートグラス」(北軽井沢1990-579) ②森林型リゾート「ルオムの森」(北軽井沢1984-43) ③薪ストーブ専門店「あさまストーブ」(本社=住所地) ④本社 |
試用期間と 本採用までの 期間と両条件: |
3カ月 ※契約社員の後、正社員としての採否を判断 |
待遇・福利厚生: | 社会保険完備、交通費支給(規定による)、社員割引制度、社員寮あり |
備考: | |
応募方法: |
問い合わせ先:人事担当・伊藤 0279-84-6633 jinji■pioneer-fukushima.co.jp ※■を@に変えて送信 ※「オルタナを見ました」とお伝えください |