グリーン天職バイブル2013

目指すのは不買でなく「好買」運動

エフティピーエス株式会社

代表取締役 徳江 倫明

当社のこだわり:好買運動を広げたい

モノの本質を突き詰めれば、最先端のマーケティングになります。マーケティングとは分かりやすく伝え、共感を創り出していくことです。

例えば、なぜ多くの人が「もういらない」と思う原子力発電が続くのか。新規就農者の多くは有機農業を志すのに、なぜマーケットは広がらないのか。

原発は危ない、農薬は危険と批判しても、それだけでは原発は無くならないし、農薬も減らない。大事なことは批判だけでなく代案を提示することです!

批判や告発から生まれるのは「不買運動」。それに対し私たちが目指すのは「好買運動」。それが楽しい、美味しい、気持ちがいいと思える。それを買うことが少しだけ誇らしい、社会のためになる。そんな消費の姿を創り出していくこと、それを私たちは「好買運動」と呼びます。

「選べること」は消費者、国民にとって大切な権利です。政治家を選ぶのが選挙、その結果が国の行く末を決めます。そしてモノを選ぶということが消費ということ、何を評価し、何を買うのかということが生産者やメーカーのモノづくりや商品の質を変えていきます。

「農薬は危ない」ではなく、消費者がいつでもどこでも有機農産物が選べるようにするには、何を伝え、どう売り場を作ればいいのか、ということを考え、具体化することが大切です。

「原発はいらない」ではなく、自然エネルギーを普及するには、何が必要かを考える。まずは消費者が電力を選べる社会にすること。そして私たちは多様な電力の一つとして、小水力やバイオマスによって農業と発電事業が両立する仕組みを考えています。

経営の志:生産者と消費者を信頼でつなぐ

エフティピーエスのFTはFood Trustの略。フードトラストの考え方の原点は、1895年にイギリスで始まったナショナルトラスト運動にあります。ナショナルトラストとは、かけがえのない自然環境・景観・歴史的遺産などを市民の寄付金によって買い上げ、保全し維持することで次世代に引き継いで行く活動です。

私たちは、美しい大地や水、風土など、地域の環境を守る農業・漁業・林業などの取り組みもトラストすべき対象だと考えています。森や田畑や海、それらをつなぐ川の健全な循環によって育まれる食べものが、人々の健康と豊かな環境を守り、地域を作るものだという見地に立ち、生産者と消費者を信頼という絆でつないでいく活動を「フードトラスト」と名付けました。

そしてPSはProfessionalServiceの略。生産、企画、販売に精通し、生産と販売をつなぐプロのコーディネーターとしての仕事です。「志」を持つ仕事がプロを作り、プロとして「志」を形にする。それがエフティピーエスです。

特筆すべきCSR活動:事業そのものが問題解決型

私たちは、あえてCSR活動ということを標榜することはありません。企業活動、事業そのものが社会的責任を果たしていくプロセスと考えています。世の中の問題を発見し、その問題の解決のプロセスを事業として展開する問題解決型事業、それがエフティピーエスの事業です。

経営者・個人として思うこと:有機農業とともに36年

私が初めて有機農業にかかわって以来、36年ほど経ちました。26歳の時、山梨で農場作りにチャレンジし、その後「大地を守る会」という組織の創業時から10年間、有機農産物流通の仕組み作りに専念。消費者に何を伝えるかに最も腐心しました。

伝える道具は「ガリ版印刷」でした。来る日も来る日も手で印刷。輪転機が入った時、これは革命だと思いました。

やがて、ヤマトの宅配が一世を風靡し始めたころ、宅配で有機野菜セットを届けるというビジネスモデルを作り、「らでぃっしゅぼーや」を設立。伝える道具は「マスメディア」。まずは記者の方たちが共感してくれる、そして記事を読む消費者が共感してくれる、そんなプロジェクト、商品をたくさん企画しました。10年後の1999年、らでぃっしゅぼーやを卒業!

そして今、伝える道具は「インターネット」となりました。それは情報を世界に伝えられる道具として優れているだけでなく、ひとつの商品や提案に共感してくれる人々の小さな集まりをたくさん作ることのできる道具、多様な価値にあふれた事業を無数に作ることができる道具です。

同じ「志」をもつ多くの小さな事業体で巨大なネットワークを作ることが可能な時代になりました。面白い時代です。

理想の社員像:常に相手の立場に立てる人

どうすれば相手に伝わるか、どうすれば喜んでもらえるか、今、相手は何を望んでいるのかと、常に相手の立場で考えられる人。そして探究心を持ち、自分で考え、自分で回答を出す人。経験や時間の長さではなく、それがプロフェッショナルの条件です。

 

若手社員から

柳澤 麻由
社歴:6カ月(2014年1月現在)

「日本の農業を元気にしたい。そして、次世代に広く繋げていく一助を担いたい」そんな想いを膨らませていた時、エフティピーエスのことを知りました。美しい自然環境と誇るべき食文化、そして生産者や消費者の健康を守るため、環境に配慮して作られた農産物や食べ物を尊ぶ「フードトラスト」の精神に感銘を受けたのです。生産者と消費者の中間に立ち、相互の信頼関係を築く事業に未来を感じて入社しました。

当社の強みは何といっても、豊かな経験と深い知見を併せ持つスタッフが揃っていること。日々の業務の中で時に小さな壁にぶつかることがあっても、的確なアドバイスや冷静な判断を仰ぐことができるので、自分がやりたいことに挑戦しやすい社風だと思います。

全国の農家の方々とのやりとりの中で学ぶことも多くあります。まだまだ人数の少ない会社ですが、志を共にする方に入社していただき、さらに世の中に貢献できる会社になればと願います。

 

会社データ

会社名(団体名): エフティピーエス株式会社
住所: 東京都中央区八丁堀2-22-8 内外ビル7F
業種: 食品総合卸
資本金: 1億3905万円
設立年: 2005年
従業員数: 6名、PSコーディネーター5名
前期年商:
ホームページ: http://www.ftps.jp

募集要項

求人者名: エフティピーエス株式会社
所在地: 東京都中央区八丁堀2-22-8 内外ビル7F
職種名: ①営業 ②営業事務 ③契約営業
職務内容: ①営業(販売店への営業や産地開発営業・フォロー、商品開発等) ②営業事務(電話・FAX・メール対応等による受発注、エクセルを使った帳票類の作成等)③契約営業(出来高制)
採用予定数: ①正社員 ②アルバイト ③PSコーディネーター(契約営業) ※随時
応募資格: ①有機農業、商品開発、食品流通に興味がある方
②相手の立場に立てる人なら誰でも
勤務時間: 9:00─18:00
①隔週土出勤 ②平日の2─5日 ③基本的に自由
※残業があるときは1日1時間程度
休日・休暇 : 年末年始・夏季・有給休暇あり
賃金: ①月16万(試用期間)─ 20万円以上(本採用後、経験など考慮して決定) ②時給900(試用期間)─1000円以上(本採用) ③契約時交渉
就業場所: 同上
試用期間と
本採用までの
期間と両条件:
①3カ月 ②1カ月③なし
待遇・福利厚生: 交通費支給、社会保険加入(②は出勤日数による ③は契約時交渉)
備考:
応募方法: 問い合わせ先:
渡邊 watanabe■ftps.jp
※■を@に変えて送信
※「オルタナを見ました」とお伝えください
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