COP28の「原発3倍宣言は幻想」環境NGOが警鐘ならす

記事のポイント


  1. 環境NGOがCOP28の「原子力発電3倍の宣言は幻想」と断じた
  2. 一方の「再生可能エネエルギー3倍」には120カ国以上が賛同した
  3. 両者を同等に語るのは気候危機対策のミスリードになると警鐘をならす

環境NGO3団体は12月13日、COP28の「原子力発電の容量を3倍にする」宣言を受けて会見を開いた。開催地のドバイに滞在するスタッフは「宣言は唐突感が否めず、ほぼ同時になされた再エネ3倍の合意とは比較にならないほど注目度も低い。両者を同等に語ることは、気候危機対策をミスリードすることになりかねない」と、警鐘をならした。(オルタナ副編集長・長濱慎)

原子力業界のアピールも目立ったCOP28
S.Nagahama

長濱 慎(オルタナ副編集長)

都市ガス業界のPR誌で約10年、メイン記者として活動。2022年オルタナ編集部に。環境、エネルギー、人権、SDGsなど、取材ジャンルを広げてサステナブルな社会の実現に向けた情報発信を行う。プライベートでは日本の刑事司法に関心を持ち、冤罪事件の支援活動に取り組む。

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キーワード: #脱炭素

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