記事のポイント
- 沿岸部の植物生態系が吸収した二酸化炭素を「ブルーカーボン」と呼ぶ
- 政府は2024年度から温室効果ガスの算定にブルーカーボンを本格的に加える
- ブルーカーボンの吸収量を排出量全体から差し引くが、その狙いは
政府は温室効果ガス(GHG)の新たな吸収源として「ブルーカーボン」の算定を本格化する。昨年、国連に提出した報告書で初めて「マングローブ林」の吸収量を算定に加えたが、2024年度からは「海草」や「海藻」などによる吸収量も加える。ブルーカーボンの「Jクレジット」化を視野に入れ、GHGの排出が避けられない「残余排出量」対策として取り組む狙いだ。(オルタナS編集長=池田 真隆)