西武信用金庫が社会起業家向けプラットフォームを立ち上げ

記事のポイント


  1. 西武信用金庫はこのほど、社会起業家向けのプラットフォームを立ち上げた
  2. 社会課題の解決に取り組む企業や個人が集まり、悩み事の解決を目指す
  3. 今後は、交流会やセミナー、分科会、ビジネスマッチングなどを行う予定だ

西武信用金庫はこのほど、社会起業家向けのプラットフォームを立ち上げた。地域・社会課題の解決に取り組む企業や個人が集まり、それぞれが抱える悩み事の解決を目指す。(オルタナS編集長=池田 真隆)

西武信用金庫は「地域協創プラットフォーム」を立ち上げ、社会起業家の連携を強化する。社会課題が複雑化し、一社だけで解決を目指すのが困難になった。同金庫はこのプラットフォームで社会課題に取り組む企業や個人、自治体などをつなげ、相互扶助の「場」をつくる。

同プラットフォームは、同金庫の高橋一朗理事長肝いりのプロジェクトだ。高橋理事長は、事業支援部長時代に、地域課題の解決に取り組む事業者の支援に力を入れていた。「地域課題を知っているのは、地域の事業者だ」という考えを当時から持っていた。

今後は、交流会やセミナー、分科会、ビジネスマッチングなどを行う予定だ。このプラットフォームは会員制ではなく、企画するイベントごとに参加者を募る。

参加対象は、ソーシャルビジネスに取り組む法人や個人。自治体やNPOも参加でき、同金庫と取引のない事業者も参加できる。

同金庫の小暮剛・地域協創部副部長は、「地域・社会課題に取り組む事業者への融資は、ほかの信用金庫に先駆けて実施してきた。西武信用金庫の理念でもある相互扶助の関係性を、このプラットフォームでつくりたい」と話した。

M.Ikeda

池田 真隆 (オルタナS編集長)

株式会社オルタナ取締役、オルタナS編集長 1989年東京都生まれ。立教大学文学部卒業。 環境省「中小企業の環境経営のあり方検討会」委員、農林水産省「2027年国際園芸博覧会政府出展検討会」委員、「エコアクション21」オブザイヤー審査員、社会福祉HERO’S TOKYO 最終審査員、Jリーグ「シャレン!」審査委員など。

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