記事のポイント
- 能登半島地震の原因である断層周辺への連動が未だ懸念されている
- 「正常性バイアス」に囚われない行動計画の作成が必要である
- 気候変動に対しても、人類に危機感の響く指標で行動計画を促すべきだ
能登半島地震を引き起こした断層の周辺の断層への連動が未だ懸念されている。最近話題の『首都防衛』(講談社現代新書)という書籍では、様々に想定されるリスクについて書かれ、その発生確率が年々大きくなる南海トラフ地震、首都直下地震、富士山噴火の連動した歴史から、大連動が発生する危険性を指摘している。(サステナ経営ストラテジスト・松田雅一)