「サスセレEXPO in 京都説明会」レポート

記事のポイント


  1. オルタナは「サステナブル★セレクションEXPO in京都」の説明会を開いた
  2. サステナビリティと収益性の両立や、京都で開催する意義について説明した
  3. 京都EXPOへの出展申し込みは3月末頃まで受け付けている

オルタナと一般社団法人サステナ経営協会は2月28日、キャンパスプラザ京都(京都・下京区)で、6月28・29日に行う「第1回サステナブル★セレクションEXPO2024in京都」の説明会を開いた。サステナブル・セレクションEXPOとは、サステナブルな理念と手法で開発された商品の展示会だ。昨年10月に東京で初開催し、約1万8千人が来場した。(オルタナ総研=金子愛子)

説明会には京都の企業や団体を中心に約40人が参加した

「サステナブル★セレクション」はサステナブルな理念と手法で開発された製品・サービスを選定する取り組みだ。オルタナと一般社団法人サステナ経営協会が2020年から展開し、これまでに一つ星として154件、二つ星として53件、三つ星として28件を選定した。

実際に選定した「サステナブル★セレクション」を生活者やビジネス関係者に見てもらう場が、「サステナブル★セレクションEXPO」だ。2023年9月に初めて東京で開催し、約1万8千人が来場した。

サスセレEXPOは、サステナブル・エシカルへの意識が高い来場者とダイレクトにコミュニケーションが取れるのが特徴だ。ビジネスマッチングの側面もあり、来場者や出展者同士で多くの商談が生まれている。

6月28・29日に京都で、サスセレEXPOを開くにあたり、2月28日に説明会を開いた。説明会には京都の企業や団体を中心に約40人が参加した。

説明会の前半はゲストを招き、パネルディスカッションを行った。テーマは、「サステナビリティとプロフィタビリティ(収益性)の両立」。

サステナビリティとは環境や社会に配慮し、世の中全体が持続可能であることを目指す考え方だ。SDGsが注目される昨今だが、サステナビリティと収益性は両立するのだろうか。

「オルタナ」編集長の森摂は、すでに答えが出ていると話した。京都発祥で300年続く大丸の経営理念は「先義後利」だ。社会に対しての義理を果たすことで、利益は自ずからついてくるという考え方である。

社会に対するネガティブインパクトの最小化とポジティブインパクトの最大化をしっかり行えば、社会から信頼され、その信頼は将来必ず収益として返ってくると訴えた。

ディスカッションでは、千年の都と言われ、持続可能性が根付く京都でサステナブルなイベントを開く意義についても話が及んだ。

NPO法人みんなの地球のくらしかたの廣海緑朗・代表理事は、「京都は老舗店や伝統工芸など持続可能性が根付いている。同時に、様々な地域から学生が集まるなど、新しい価値観もある。京都自体も変化していて、色々な人が融合できる土壌がある」と話した。

認定NPO法人環境市民の下村委津子・副代表理事は、「中学、高校はとても自由で、学校に行くか、授業に出るかなど、自分で決めることができた。その代わり自ら何を学ぶかを考えなければいけないが、教育環境に恵まれていた」と振り返った。京都には「自主性」を学べる環境があり、それが京都の多様性につながっているという。

一般社団法人日本ノハム協会の監査責任者で、タガヤの山野文栄・取締役は、京都でブライダル事業を行いながら中小企業のSDGs経営を支援する。

ドレスの買い付けや視察などで海外出張も多い。同社の神田尚子社長は、様々な文化に触れる中で、サステナビリティに関する日本と海外との差を感じた。大企業だけでなく、日本の99%を占める中小企業こそサステナビリティに取り組まなければいけないという使命を感じて、日本ノハム協会を立ち上げた。

一般社団法人フードトラストプロジェクト理事長で一般社団法人オーガニックフォーラムジャパン会長の徳江倫明氏は、有機農産物専門流通団体「大地を守る会」の創設メンバーで、長年有機農業の発展に携わってきた。

「京都は多くの人が集まる場所であり、日本文化の原点だ。食の世界で京都に勝る所はない。どのように受け入れられるか怖さはあるが、京都で広がればかなりの可能性が出てくる。日本のオーガニックやサステナブルな経営の在り方を世界に伝える格好の場所という認識のもと、これを機会に皆さんと一緒に作り上げていきたい」と話した。

説明会の記録動画はこちら

■サステナブル・セレクションEXPO京都の出展者募集中

・サステナブル・エシカルへの意識が高い生活者やビジネス関係者と相互の交流を図れる
・日本最大級のオーガニックの祭典である「オーガニックライフスタイルEXPO」との共催
・ビジネスマッチングの側面もあり、来場者や出展者同士で商談が可能
・セミナーやワークショップも多数開催

出展ブースは2種類で①一般小間(幅3m×奥行3m=9㎡)、②ミニ小間(幅2m×奥行2m=4㎡)があり、価格は160.000円(税別)~。3月末頃まで申し込みを受け付けている。(それ以降は応相談)

公式サイトはこちら  
出展申し込みはこちら  

■サステナブル★セレクション(サスセレ)とは

サステナブルな理念と手法で開発された製品/サービスを選定して、推奨する仕組み。
2020年以来、一つ星として154件、二つ星として53件、三つ星として28件選定した。

一つ星(★)は、製品・サービスが、持続可能な社会づくりに貢献していること
二つ星(★★)は、★に加え、取り扱う企業・組織がサステナブル経営に取り組んでいること
三つ星(★★★)は、★★の中から特に大きな社会的インパクトを生み出していることを表す。
EXPOにはサスセレ選定企業・組織以外でも出展が可能だ。(審査あり)
これまでの選定商品一覧はこちら

金子愛子

金子愛子 (オルタナ総研 )

オルタナ総研 事務局長|オルタナ総研では、サステナブル経営の推進支援や「サステナ経営塾」、「サステナブルセレクション」を運営している。

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