SBLセミナー: リコーが2040年に再エネ100%、その勝算は

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■第56回SBLオンラインセミナー

オルタナは5月30日、第56回SBL(サステナブル・ビジネス・リーグ*)オンラインセミナーを開きます。リコーはこのほど、「再エネ100%」への切り替えを10年前倒しするなど脱炭素目標を大きく見直しました。「1.5℃」目標と整合した脱炭素目標にするため、「2040年度目標」を新設しました。なぜ目標を見直したのか、リコーのサステナ戦略を統括するESGセンター所長が語ります。

*SBLはオルタナが運営する読者会員組織

リコーは、2030年度と50年度の2つの年度で脱炭素目標を掲げていました。このほど、30年度目標は変えずに、新たに40年度目標を設定し、50年度目標を改定しました。

リコーが見直した脱炭素目標

同社は40年度までに、事業活動における使用電力の100%再生可能エネルギーへの移行(RE100達成)を目指します。従来はRE100の達成目標年度は50年度でした。スコープ1,2のGHG実質排出ゼロの達成も目指します。

排出量を自助努力で基準年比90%削減し、残余排出量については、国際的に認められた方法でオフセットすることで実質ゼロを狙います。

スコープ3については、対象範囲を従来のカテゴリー1(調達)、4(輸送)、11(使用)から、全カテゴリーに拡大し、基準年比削減率65%を新たに設定しました。

50年度目標については、スコープ1,2,3において、排出量を自助努力で基準年比90%削減する数値目標を追加しました。

なぜ、このタイミングで脱炭素目標を大幅に見直したのか、そして、その狙いは。リコーグループのサステナ戦略を統括する、阿部哲嗣・ESG戦略部ESGセンター所長が語ります。

とき: 5月30日(木)12:00~13:00@zoom
ゲスト: リコー 阿部哲嗣・ESG戦略部ESGセンター所長
参加費用: 無料(SBL有料会員)/1500円(SBL無料会員)
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阿部 哲嗣(あべ・さとし):
株式会社リコー ESG戦略部 ESGセンター所長 
1992年、リコー入社。販売事業本部を経て1999年社会環境室に異動、環境コミュニケーション業務を担当。2008年4月、公益社団法人 経済同友会に出向、地球環境問題委員会事務局、代表幹事補佐を担当。2011年より全社のサステナビリティ戦略の立案・推進を担当し、日本企業初となるRE100への参加宣言、SBT認定取得、SDGs/ESGの経営戦略統合などを推進。2022年4月より現職。JCLPなど社外ネットワークを通じた日本企業の脱炭素活動の活性化にも携わる。JCLP副代表。

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M.Ikeda

池田 真隆 (オルタナS編集長)

株式会社オルタナ取締役、オルタナS編集長 1989年東京都生まれ。立教大学文学部卒業。 環境省「中小企業の環境経営のあり方検討会」委員、農林水産省「2027年国際園芸博覧会政府出展検討会」委員、「エコアクション21」オブザイヤー審査員、社会福祉HERO’S TOKYO 最終審査員、Jリーグ「シャレン!」審査委員など。

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