「とめよう川内原発再稼働」、隣のいちき串木野市で全戸署名スタート

さらに、再稼働では地元の合意を得ることも問われる。半径30キロ圏内の隣接市町村の内、九電との原子力安全協定により「九電に意見を述べ、これに九電が誠実に対応する」と定められているのは阿久根市といちき串木野市だけ。いちき串木野市議会では、18人中7人の議員が再稼働反対を表明している。

国際環境NGOグリーンピース・ジャパンで核・エネルギー問題を担当する鈴木かずえ氏は10日と11日に署名活動に参加。訪問した世帯の半数以上が留守だったが、7割ほどの世帯で署名に応じた。断られた場合でも「仕事柄、署名は出来ないが、気持ちは再稼働に反対だ」と話す人が目立ったという。

会の悩みは人手が足りないことだ。全戸を訪問するには最低でも延べ260人が必要、と会では試算。期間中、署名活動を担ってくれるボランティアを受け入れている。集まった署名は市の6月議会に提出する予定だ。

いちき串木野市「全戸署名」の呼びかけ(反原発・かごしまネット)

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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