三越伊勢丹は5月11日から、持続可能な社会につながる商品を展開するキャンペーン「グローバルグリーン」を基幹3店舗で開催する。商品をきっかけに、人や社会、環境に貢献する取り組みを知ってもらう狙い。(オルタナ編集部=佐藤理来)
本キャンペーンで扱う分野は、フェアトレードやエシカルファッション、伝統技術など多岐にわたる。三越伊勢丹ホールディングス総務部コーポレートコミュニケーション担当広報の半浦緑夏さんは「百貨店としての本業を通じて、社会に対する取り組みを紹介するのが狙い」と思いを語る。基幹3店舗の各階で販売され、選定した商品の背景をポップなどとともに紹介する。
商品の選定は、衣食住全ての分野から行い、各館の特徴を生かした。伊勢丹であれば、モードやクリエイティブさ、三越日本橋では学びや楽しさ、がテーマになっている。「ファッションやアートなどを切り口にまず商品を手にとってもらい、実はこんな社会貢献につながっていたとわかる仕掛けにした」(半浦さん)。
キャンペーン選定商品には、アグロフォレストリー農法で育てたバニラビーンズや、アップサイクルアート作品などがある。途上国でのモノづくりを通じて女性の雇用促進を支援する「エシカル・ファッション・イニシアティブ」とのコラボ商品も販売する。伊勢丹新宿本店、三越日本橋本店、三越銀座の3店舗で、5月26日まで(三越日本橋本店内の「アート ワンダーランド」企画は13日から開催)。