第3回「企業のエシカル通信簿」、コロワイド最低点

〈家電メーカー〉
各企業の評価点は下記の通り(「持続可能な開発」「環境」「消費者」「人権・労働」「社会・社会貢献」「平和・非暴力」「アニマルウェルフェア」の順と合計点)。
パナソニック(5、5、6、9、7、3、1)合計点36
三菱電機(6、6、5、7、7、2、1)合計点34
ソニー(5、6、5、8、6、2、1)合計点33
日立アプライアンス(6、5、5、8、5、3、1)合計点33
シャープ(5、5、5、7、6、2、1)合計点31

〈外食産業〉
日本マクドナルド(4、3、6、4、5、1、3)合計点26
すかいらーくグループ(1、1、3、2、2、1、1)合計点11
ゼンショーHD(2、1、2、1、3、1、1)合計点11
吉野家HD(1、1、2、1、3、1、1)合計点10
コロワイドグループ(1、1、1、1、1、1、1)合計点7

※編集部注:「企業のエシカル通信簿」では、各項目の軽重が判断できないため、合計点を公表しないとしていますが、オルタナ編集部独自の判断で各項目の点数を合計し、上記の一覧としました。

その他、調査で明らかになった点は以下の通り。
・日立アプライアンスだけは、「正の影響」だけでなく「負の影響」も考慮していた。
・日本マクドナルドはSDGsの言及はないものの、持続可能な社会への具体的課題への取り組みが認められた。
・ESDの取り組みは進んでいないが、日本マクドナルドとパナソニックは比較的、積極的な取り組みをしていた。
・家電業界の調達ガイドラインやサプライヤー行動基準の策定は進んだが、サプライヤーへの基準の適用、チェック、取り組み支援や実績の公開などの点では、各社の差が大きかった。
・基準の順守についてすべての項目(アンケート調査、セルフチェック、第二者監査や第三者監査など)にチェックが付いていたのはソニーだけだった。

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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